2011年05月26日

東京宝塚劇場 月組公演「バラの国の王子」「ONE」

5月21日土曜日、11時公演を観劇しました。

日中韓首脳会議が帝国ホテルで開催とのこと、

日比谷周辺は封鎖状態でした。

東京宝塚劇場 月組公演「バラの国の王子」「ONE」




「バラの国の王子」はもともと「美女と野獣」を宝塚版にしたもの。

劇団四季のディズニーミュージカルの完成度が高いだけに、

最初から期待をしないで劇場へ。

私の感想としては…「アリスインワンダーランド」?

どうしてもあのジョニーディップの映画とかぶる。

なぜ王子が野獣になったのかというあたりから、

赤の女王と白の女王のイメージが重なり、

やっぱりラストもこのイメージが抜け切れない…

だめだぁ~!!

配役も今一つだし、良い点といえば、

動物に変身させられた家臣たちの群舞。

これだけは素晴らしかった…以外いいところなし。

うーん、確かに春休みお子様バージョンだったわね。



ショーの「ONE」は場面ごとに善し悪しがあるショーで、

第17場のユニコーンのところはよかった。

電子音からアコースティックギターに入り、生演奏につながるところは

非常にうまい。誰が作曲家なあぁ~とみたら、

太田健、意外でした。

で、このショー、霧矢大夢のダンスが堪能できる点では評価。

もう一つ、この公演で退団する桐生園加がとても良く使われていること。

「マリオネットNO.1」って、おとめに書いてある得意技ですよね。

そのまんまじゃん!!って。

そして夢追い男の場面で「NO.1ダンサー男」となっている。

桐生園加にとって最高の役なのではないだろうか?

本当に生き生きと踊っていて、気持ちよかった。

男役の群舞も、主題歌も、思いっきり宝塚なショーでしたが、

ま、たまにはいいよね。とはいうものの…

ファンの期待は次回の「ノバボサノバ」に向いている気がする

チケットの売れ行きなのでした。


5月30日追記:

思い出しましたが、「バラの国の王子」という芝居、

見ているよりも演じている方々は難しい芝居をこなしていたような気がします。

宝塚の舞台ではよく、「指揮の先生が歌いだしを指示してくださる」と言いますが、

今回のこの舞台、よく見ていると指揮の先生がほとんど

オケの中で一段高い場所に出ずっぱりです。

それほど変則的に歌が始まるお芝居なんだと思われます。

技巧的には優れていても、見ている側に伝わる感動がもう少しあってもなぁ…と

思うのでありますが、どうなのでしょうね。


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Posted by ぶにゃにゃん at 23:04│Comments(0)宝塚の大ファン
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