2013年02月20日

宝塚歌劇月組東京公演「ベルサイユのばら」

宝塚歌劇月組東京公演「ベルサイユのばら」



2月16日土曜日、11時公演を観劇しました。

ベルサイユのばらで宝塚にはまり、

ベルサイユのばら2001でファン復活のワタクシ、

この作品はちょっとうるさいですわよ!


過去の作品との比較は後日として、

16日は初日の翌日。

うーん、舞台全体の流れがなんとなくギクシャクしていた感じがします。

たとえば…ピンマイクを切り忘れ、大道具の音をひろい、

オスカルのセリフが聞こえにくかったり、

全然違う照明が付いたり。

出演者もいけばなでたとえるなら「腰高の花」という感じで、

勢いのあまり駆け抜けてしまったというイメージ。

もっとも、いろいろな話を聞いていると、演出の段階で今の月組の勢いを生かすという発言があるので、

これが狙いなのかもしれません。

いずれにせよ、まだ初日から2日目、この後まだ観劇予定があるので変化すると思われます。

で、今回の脚本、演出、印象に残ったのは一幕の終わり。

エア国王陛下!!

あそこでくだくだ芝居をするより、観客の想像に任せて潔く幕を閉めてしまうというのはすっきり感があり賛成。

今回のベルばらでオスカルが宮廷に行く場面はそこだけ、

フェルゼンとのやり取りもカーテン前なので、派手なセットがなくなりました。

龍真咲が初日の会見で「オスカルが女らしく見えるのは、他の男役が素晴らしいから」と言ってますが、

確かに宮廷場面をバッサリ切り取り、

衛兵隊とパリ市民の場面で構成されたとき、

オスカルが一番女らしく見えるのは演出上必然だと思われます。

衛兵隊に転属して、組織を立て直すオスカル、

恋するもろさより、キャリア重視で描かれたところが現代的といえます。

しかし龍真咲のオスカル、きれいです。

明日海りおのアンドレは本当に控えて、控えて…という耐え忍ぶアンドレで…

というか、宮廷の庭でオスカルをひざまくらする場面が消えて、

カーテン前でのセリフが多くなったからそう感じるのでしょうか?

実はアランの星条海斗がすごく良くて、前半から場面の中心にある衛兵隊が

すごく締まっていくのが良くわかります。

(間抜けな衛兵隊という歌もなくなったし…衛兵隊は組織として優秀だったのですね。)

どうしても2001のオスカルとアンドレ編と比べてしまうおばさんファン。

「過去とは別物なのです!」って言われてもねぇ…

おばさんファンから見た今回のベルサイユのばら、脚本と演出についての思いは次回へ続く。


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Posted by ぶにゃにゃん at 23:40│Comments(0)宝塚の大ファン
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