2011年02月25日

「ロミオとジュリエット」宝塚雪組東京公演

「ロミオとジュリエット」宝塚雪組東京公演


東京宝塚劇場、宝塚雪組公演「ロミオとジュリエット」、

ジュリエットが舞羽美海の公演を観劇しました。

音月桂トップ就任公演です。


小池修一郎潤色、演出の舞台ですものね。そりゃぁ~期待も大きい。

が、原作がシェイクスピア…う、う、う、基本苦手なんですよね。

今回、日本オリジナルだという「死」と「愛」。

幕開きから効果的な演出をされていて、愛が死を駆逐しても、

憎しみから死が復活してくる。

ティボルトがマーキューシオを殺害し、激情のままにロミオがティボルトを殺害する、

ここまでに至るまで、死は陰から動きを増し、愛は隅に追いやられていく…

最後はロミオとジュリエットの死によって愛と結びつけられるという、

象徴的な存在としてとても重要な感じを受けました。

今回、雪組で再演ということで音月桂がロミオですが、

憎しみを持つ一族の中で、対立には無関心、なぜ彼がティボルトを殺したの?という

犯罪とは無関係そうなキャラクターに仕上げ、彼女にはぴったりだと思いました。

そのため、ティボルトの緒月遠麻の狂気が非常に引き立つ。

星組公演では二番手がこの役だったのですが、あえて早霧せいなをマーキューシオにして、

適材適所にしたことは大正解。

星組公演は見ていませんが、雪の配役はよかったのでは?

ジュリエットの舞羽美海は、この難しい役に必死という感じを受けました。

曲はなかなかよく、途中のギターフレーズなどは「ポリス」っぽくも感じました。

つまり、ロックに近いということ。これでミュージカル…

なかなか大変です。

あと素晴らしいのは衣装と群舞の演出。群舞の演出はエリザベートに近いですね。

(ミルクのシーンに似ている!!と思う場面多し)

乳母の沙央くらま、ミラバケッソ!と言いたくなる変わりようで、

最初誰かと思った。びっくり!!そして花組から移動の未涼亜希、

雪組にはない個性なので、存在感が出てました。やっぱり組の構成によって変わるよね。

そして今回、しみじみ「雪組だぁ~」と思ったのはフィナーレの紫の衣装で踊る群舞。

芝居の雪組という何か懐かしい、一路さんがトップの時を思い出しました。

なぜだろうね。昔はこの色の衣装が多かったからかな?

ただ、もう一度見たいか?と聞かれると…うーん、一度でいいかなぁ~(笑)


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Posted by ぶにゃにゃん at 00:10│Comments(0)宝塚の大ファン
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