2010年05月18日
宝塚歌劇団花組公演「虞美人」東京宝塚劇場
宝塚歌劇団花組公演、「虞美人」、5月16日4時公演を観劇しました。
1951年初演のこの「虞美人」、宝塚の1幕物と呼ばれる作品の原点です。
「赤いけしの花」という主題歌。
♪赤い花びら、恋の色、燃ゆる思いの、虞美人草♪
この「虞美人」という作品を見たことがないワタクシでも、
いろいろな時に歌われていて、実は歌える(笑)
あーっ、この主題歌はこんな芝居の主題歌なんだ・・・と、
ちょっと勉強になりました。
ぜひ「望郷の琵琶歌」が歌われた芝居も見てみたい?
で、お芝居なのですが、登場人物の紹介が難しいためか、
一場面ごとに人物紹介になっていて、なんだろう…緊迫感がない。
項羽の真飛聖、うーん…凄みが足りない?役に合ってない?
演出上、ばったばったと敵を切り殺して行くけれど、殺気だった感じがどうもねぇ~。
で対する劉邦の壮一帆、人望だけですか?というか、
この時間内で有名な人物の経歴は割愛なのか、まぁ前半は人望だけでいいけれど、
追い詰められたあとの気迫が希薄(笑)
オープニングの演出、合戦の群舞の演出、第7場の「大道」の演出は良かったと思います。
特にオープニングの演出、あの「赤いけしの花」を表現する赤の羽の演出が良く、
期待はMAXに導いてくれます。(その期待が最後まで続くかは???だけど)
第一幕ラストの「鴻門の会」。ん?ちょっと違う?
この芝居の中でなかなか地味ながらいい芝居をしていると思ったのは、
未涼亜希の張良。裏切りと動乱を作り出していく軍師なのですが、
無表情で淡々と策を練っていく演技がきちっと芝居を引っ張っている。
あと、衛布役の華形ひかるもいい役どころを抑えてます。
というか、項羽と劉邦以外にも登場人物が多く、下級生にいたるまで役がついていて、
誰がどの役をやっているのか、パンフレットとオペラグラスで確認しないともう大変。
しかも、微妙な目線などで陰謀が始まったりするから、誰がどこを見ているのか、
どの角度に体が向いているのか、非常に重要だったりします。
主題歌が有名だけに、ワタクシ自身、ちょっと期待が大きすぎたかな?というのが結論。
突っ込みどころとしては、劉邦が覇王になっても、洋服の色が変化しないことが変だって。
中国では天下を取ったら紫の衣服に変わるはずなのに…って。
最後、相変わらず項羽が紫、劉邦が赤の衣装で登場します。わかりやすくするためなのかなぁ?
なので、第一幕と第二幕の項羽の衣装もチェックポイントだったりします。
一度、初演の虞美人の脚本を読んでみたいと思いました。
白井鉄造記念館に行ってみようかな?
だってやっぱり「中国は変化している」とか覇権争いとか、
世の中を風刺している台詞が多いかなって。皆さんはどう思います?
問題:次の作品を中国の歴史に並べ替えよ
a.花舞う長安 b愛燃える c虞美人 d紫禁城の落日
我が家で話題となっているのですが調べないと!!
♪赤い花びら、恋の色、燃ゆる思いの、虞美人草♪
この「虞美人」という作品を見たことがないワタクシでも、
いろいろな時に歌われていて、実は歌える(笑)
あーっ、この主題歌はこんな芝居の主題歌なんだ・・・と、
ちょっと勉強になりました。
ぜひ「望郷の琵琶歌」が歌われた芝居も見てみたい?
で、お芝居なのですが、登場人物の紹介が難しいためか、
一場面ごとに人物紹介になっていて、なんだろう…緊迫感がない。
項羽の真飛聖、うーん…凄みが足りない?役に合ってない?
演出上、ばったばったと敵を切り殺して行くけれど、殺気だった感じがどうもねぇ~。
で対する劉邦の壮一帆、人望だけですか?というか、
この時間内で有名な人物の経歴は割愛なのか、まぁ前半は人望だけでいいけれど、
追い詰められたあとの気迫が希薄(笑)
オープニングの演出、合戦の群舞の演出、第7場の「大道」の演出は良かったと思います。
特にオープニングの演出、あの「赤いけしの花」を表現する赤の羽の演出が良く、
期待はMAXに導いてくれます。(その期待が最後まで続くかは???だけど)
第一幕ラストの「鴻門の会」。ん?ちょっと違う?
この芝居の中でなかなか地味ながらいい芝居をしていると思ったのは、
未涼亜希の張良。裏切りと動乱を作り出していく軍師なのですが、
無表情で淡々と策を練っていく演技がきちっと芝居を引っ張っている。
あと、衛布役の華形ひかるもいい役どころを抑えてます。
というか、項羽と劉邦以外にも登場人物が多く、下級生にいたるまで役がついていて、
誰がどの役をやっているのか、パンフレットとオペラグラスで確認しないともう大変。
しかも、微妙な目線などで陰謀が始まったりするから、誰がどこを見ているのか、
どの角度に体が向いているのか、非常に重要だったりします。
主題歌が有名だけに、ワタクシ自身、ちょっと期待が大きすぎたかな?というのが結論。
突っ込みどころとしては、劉邦が覇王になっても、洋服の色が変化しないことが変だって。
中国では天下を取ったら紫の衣服に変わるはずなのに…って。
最後、相変わらず項羽が紫、劉邦が赤の衣装で登場します。わかりやすくするためなのかなぁ?
なので、第一幕と第二幕の項羽の衣装もチェックポイントだったりします。
一度、初演の虞美人の脚本を読んでみたいと思いました。
白井鉄造記念館に行ってみようかな?
だってやっぱり「中国は変化している」とか覇権争いとか、
世の中を風刺している台詞が多いかなって。皆さんはどう思います?
問題:次の作品を中国の歴史に並べ替えよ
a.花舞う長安 b愛燃える c虞美人 d紫禁城の落日
我が家で話題となっているのですが調べないと!!
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宝塚歌劇星組公演「宝塚ジャポニズム~序破急」東京
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Posted by ぶにゃにゃん at 00:15│Comments(2)
│宝塚の大ファン
この記事へのコメント
a.花舞う長安(楊貴妃):740年(開元28年)、長安の東にある温泉宮にて、一時的に女冠(女道士)となった。
b.愛燃える-呉王夫差-:呉(ご)紀元前585年頃 - 紀元前473年
c.虞美人:紀元前3世紀の中国、秦の皇帝の圧政に人々は苦しんでいた。
d.紫禁城の落日:日中戦争(支那事変)初期の1937年(昭和12年)に日中間で行われた南京攻略戦。
すみません、興味は無いんです。
でも調べてみました。
b.→c.→a.→dだと思います。
b.愛燃える-呉王夫差-:呉(ご)紀元前585年頃 - 紀元前473年
c.虞美人:紀元前3世紀の中国、秦の皇帝の圧政に人々は苦しんでいた。
d.紫禁城の落日:日中戦争(支那事変)初期の1937年(昭和12年)に日中間で行われた南京攻略戦。
すみません、興味は無いんです。
でも調べてみました。
b.→c.→a.→dだと思います。
Posted by あじぼ at 2010年05月18日 22:26
>あじぼさん
ぜひ宝塚検定を受検してみましょう!!
実際出てくるのです、こんな問題が。
ただし、作品名では出てきません、写真が出ていて、出演者と衣装から作品を理解し、順番に並べるという作業になります。
ちなみに、正解!
ぜひ宝塚検定を受検してみましょう!!
実際出てくるのです、こんな問題が。
ただし、作品名では出てきません、写真が出ていて、出演者と衣装から作品を理解し、順番に並べるという作業になります。
ちなみに、正解!
Posted by ぶにゃにゃん
at 2010年05月18日 22:40
