2010年10月25日

茶町は観光地となりうるか?





生まれも育ちも静岡市なのですが、

新静岡センターよりも東で育つと、市役所よりも西側、北側のことってよくわかりません。

特に県庁前の通りから西側、本通から北側って壊滅。

車で走っていても、ランドマークになる高い建物を見つけ、

その方向に向かって走るという状況になります。

一番苦手な場所にあるのが静岡茶市場。

厚生病院で講習があるから初めて知ったという状況であります。


あまりの無知さにくろべえさんに案内され、

茶町散策。

あ、オニクヤさん、桔梗屋さんの近所なんだ!!

厚生病院ってJAの関係だけど、

もしかしてお茶と関係あるのかな?

なんて…静岡市民とは思えない状況。

木工関連の企業も二番町や田町に多かったそうです。

(が、この地域、地理的にも苦手です)




よく見ると、お茶の会社がいっぱいあるのですね。

「茶町」って言われる理由がわかります。

これだけお茶の会社があったら、ツアーで見学したら面白いだろうか?

台湾のお茶産地の山もベトナムの蓮茶の製造村も、

観光地として成り立ちつつあるけれど、静岡の茶町も最盛期には楽しいかな?





この日、くろべえさんとそんな話をしていたら、

前田社長がお茶を淹れてくれました。

「テレビチャンピオン」のお茶を飲めるなんて、すごい!!

もし、茶町を観光地にするなら、お茶本来の香り、味が武器だよね。

(本当においしかったです。)

東京にいる友人に「おいしいお茶を入れる急須を教えて」と言われ、

煎茶と深蒸し茶のどちらが好きかを聞くと、

結局最初から全部説明することになります。

つまり、煎茶、深蒸し茶の違いも認知されていないということ。

前になかむさんに「日本茶にも紅茶と同じように葉の状況を統一して表現したら?」って

言ったこともあるほど、東京の人に説明するのは難しい…

ましてや、静岡のお茶屋さんによってブレンドが違う…なんて言うと「混乱」

ええっ~!お茶ってブレンドするの?って。

こうなると、コーヒーとお茶を並べて説明になります。

「ハウスブレンドとブルーマウンテンと同じ…」なんてね。

コーヒーだと理解してもらえるところがねぇ~、静岡人には悲しい。


私が台湾で中国茶の入れ方を知ったのは、生産地の山で、

そこに生活するおじいさんが丁寧にお茶を入れてくれたから。

それに感動したから中国茶をきちんと入れられるようになっています。

日本人だからお茶くらい入れられるだろうと思っている静岡人、

一歩静岡から出ると、意外と知らない方が多いものですよ。

もう一度、地元にいらした方を「お茶で感動させる」仕組みを考えてみたら、

茶町は観光地になるかもしれませんね。

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タグ :お茶


Posted by ぶにゃにゃん at 21:51Comments(4)とりあえずやってみた