2012年05月01日

宝塚歌劇 雪組東京公演「ドン・カルロス」

東京宝塚劇場で雪組の「ドン・カルロス」「Shining Rhythm!」を見てきました。

音月桂が退団を発表、そして緒月遠麻が組替え。

残るはしずる君か?


木村演出ということでちょっと緊張して観劇。

(うーん、何となくだけど…)

主題がぶれず、台本がよく書かれていると思いました。

特に、憶測とは違う展開になっていく点。

台詞を聞いて、憶測で筋道を勝手に考えてしまうことを打ち砕いていく点は、

推理がいかにいい加減かを思い知らされました。

第6場の演出はとても好きです。

話の流れに沿ってちょっと違う場面を入れてみる、

宝塚ってこれが得意なんだ!って思わせます。

それから昔は幕が下りて、その前で芝居があるものがよくありましたが、

今回は完全に暗転させていた。

それが微妙な間になっている。

舞台美術も面白く、絵というよりもイラストっぽい背景が効果的です。

しかも非対称を多用してます。

「スサノオ」の太鼓の台を利用したのかしら?と思うセットもありますが、

木工大道具って基本的にはバラバラにするのですってね。

これも無垢の木なのですが、照明などで質感が出ています。

(セットの組み立てが速い!って娘感動・・・)

同じ皇太子役でも、前回の雪組と今回の雪組、落ち着き感が全然違いました。

演出でこれほど違うものなのね。

異端審問の場面、あの白塗りが見ものです。

ショーは「これでもか!!」というほど踊っています。

全員を2組ほどに分けないとショーが成り立たないくらい激しくて、

きっと汗だくだろうな…


若手にもソロがあったりして、その辺の演出は〇。

でも、誰が誰だかわからない…(笑)


未涼亜希が雪組に入り、配役に幅がでたと思う私です。

渋い役をよく演じていたと思うし、苦悩も伝わってきた。

緒月遠麻が組替えはとてもさみしいし・・・

でも、ルイ・ゴメスのしずる君、いやぁ~なんだかうれしい。

次回は「仁」なのでキムの王子様役はこれで見納めね。


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Posted by ぶにゃにゃん at 22:06│Comments(0)宝塚の大ファン
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